2010年9月17日金曜日

親父の夢

僕が小さい頃、親父が卓袱台をひっくり返して怒ることが何度となくあった。
その度に、お袋と姉貴達は家の外に逃げ、親父のなだめ役に僕が駆り出された。
びくびくしながら親父のそばに行き、酒に酔った親父の顔をジッと見ていることしか出来なかった。
普段は優しい親父も、一旦、怒りだした時は非常に怖かった。
そんな親父も今は歳をとり、認知症を発症した。
親父はいつまで家族の顔を覚えているのだろうか?
おばあは102歳まで生きたが、最後にお見舞いに行った時のことは今でも覚えている。
考えると不安な気持ちになり、寂しさが支配してなかなか抜けられなくなる。
親父はもっと大きな不安と戦っているのだろう。
そんな親父に何がしてあげられるか?
親父は何を望むのか?
認知症についての本も沢山読んだし、インターネットでも調べた。
認知症関係の映画も数本見た。
親父の為・・・・?
何をやっても所詮自己満足でしかない。
僕はどうしたいか?
『たまにしか帰れない自分、忘れずにいて欲しい』
そんな事は有り得ない。
それなら今、強烈な印象を与えられることをする。
そんな中、兄貴がやっているフルマラソンを思いつく。
3万人もの人がそれぞれの思いで走る。
すごいパワーがあるし、完走した人は大きな感動を得る。
それを応援することは、同じパワーと感動を分けてもらえる。
そういう場を作る。
そしてその延長が宮古島トライアスロンである。
過酷であれば過酷であるほど、より大きなパワーを必要とし、そして完走した喜びはより大きな感動となると信じている。
そんな宮古島トライアスロンを目指す。
完走した時、『親父の子だ』と言いたい。

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